株式会社みうらの三浦和賢です。アドワーズを運営するにおいて最も重要な指標が広告のインプレッションシェアです。
広告ランクや品質スコアの改善などはテクニカル面の数値なのでマニュアル通りに改善すれば成果は上がります。
どこの誰と戦って成果を上げるか!という戦略面の数値はインプレッションシェア率となります。
インプレッションシェアが低いとどのような結果が待ち受けているのかについてランチェスターの法則を元に説明いたします。
ランチェスターの法則
第一法則:(自軍の兵力数×兵器性能)ー(敵軍の兵力数×兵器性能)=生き残った兵力数
自軍5人に対し敵軍3人の場合、相手は全滅し自軍は2人生き残ります。
アドワーズ広告は一騎打ち戦とは違い確立戦となりますので第二法則が適用されます。
第二法則:(自軍の兵力数の二乗×兵器性能)-(敵軍の兵力数の二乗×兵器性能)=生き残った兵力数
自軍5人に対し敵軍3人の場合、25-9=√16=4人となり同じ兵力数でも確立戦となった場合ほとんど無傷で勝利を収めることが出来ます。
敵軍の側からみてみるとシェアNo1がとれない戦場では、かけた広告費が全てが無駄になります。
敵軍より大きい兵力数になれない戦場からは撤退すべきです。
インプレッションシェアの改善
インプレッションシェアの改善というと定石では予算による損失と広告ランクによる損失改善となりますが、忘れてはならないのが配信地域の設定です。
1日の予算は同じで配信する範囲を限定するとその範囲において競合より高いシェアを取ることが可能になります。
配信地域を限定した場合のインプレッションシェア
下記の図は弊社の「ホームページ制作」キャンペーンのインプレッションシェアの図です。
1日の予算1,000円で岡山市のみに配信しております。
2位以下の会社は全国規模で広告を出しており、弊社も同じく全国に出してしまった場合10%未満のシェアしか取れないはずです。
いくら良いホームページを作っても競合の兵力数で負けていたら何にもなりません。
全国という市場と、岡山市のみという市場では規模が圧倒的に小さいですが、小さな市場でも1位を取ることがとても大切です。
鶏口牛後(大きな市場で下位にいるより、小さな市場で1位を取る)、全国では負けていても岡山では1位を取るというやり方が弊社のリスティング戦略となります。