古い記事を見つけたときは、すぐに削除するのではなく、まず「今も読まれているか」「他の記事と内容が重なっていないか」「外部サイトからリンクされているか」「情報を更新できるか」を確認しましょう。流入があり、内容を現状に合わせられる記事はリライト、似た記事が複数ある場合は統合、役割を失い再利用も難しい場合は削除が基本です。
大切なのは、検索順位だけで判断しないことです。問い合わせにつながる可能性や、読者にとっての分かりやすさも含めて整理します。岡山の中小企業でも、数年分の記事を定期的に見直すだけで、サイト全体の管理負担を減らせる場合があります。
古い記事を整理する前に確認する4つの視点
1. 現在も流入や問い合わせがあるか
アクセス解析で、過去数か月から1年程度の閲覧状況を確認します。閲覧数が少なくても、問い合わせや資料請求などにつながっている記事は残す価値があります。反対に、アクセスが多くても読者がすぐに離脱し、事業との関係も薄い場合は、内容や導線の見直しが必要です。
確認したいのは、ページの閲覧数だけではありません。検索から訪れた人がどのページへ進んだか、問い合わせページを見たか、実際の相談につながったかを確認します。計測環境が整っていない場合は、営業担当者に「この記事を見たという相談があるか」を聞くことも有効です。
2. 他の記事と内容が重複していないか
同じテーマを少しずつ変えて複数の記事にすると、読者がどのページを読めばよいか分かりにくくなります。社内でリンクを張る際にも、案内先が分散しやすくなります。
タイトルだけでなく、見出しや説明している内容を比較してください。検索結果で似たページが表示されるからといって、すぐに問題と決めつける必要はありません。ただし、目的や対象読者がほぼ同じなら、代表ページに統合した方が管理しやすいでしょう。
3. 外部リンクや内部リンクが集まっているか
他社サイトや地域の情報サイトから紹介されている記事を削除すると、リンク切れや評価の損失につながる可能性があります。削除を検討する場合は、外部リンクの有無を確認し、必要に応じて関連性の高いページへ転送します。
社内サイトから多くリンクされているページも注意が必要です。削除や統合を行うなら、メニュー、関連記事、サービスページなどのリンク先を一緒に直します。単にページを消すだけでは、利用者が目的の情報にたどり着けなくなることがあります。
4. 情報が古くても更新できるか
公開日が古いこと自体は、削除理由になりません。内容が現在も役立ち、商品・サービスの仕様や会社情報を更新できるなら、リライトの候補です。
一方、終了したキャンペーン、提供をやめたサービス、変更前の営業時間や制度の説明など、事実と異なる情報を含む記事は早めに対応します。更新できない場合は、削除または現行ページへの案内を検討してください。
削除・統合・リライトの使い分け
リライトが向いている記事
- 検索やSNSから一定の流入がある
- 読者の悩みと自社サービスの関係が明確である
- 古い情報を現状に合わせて更新できる
- 問い合わせや関連ページへの導線を改善できる
リライトでは、冒頭で結論を示し、現在の事例や手順に置き換えます。古い文章を少し書き換えるだけでなく、読者が次に何をすればよいかまで整えることが重要です。更新日だけを変えるのではなく、変更した内容を記録しておきましょう。
統合が向いている記事
- 同じ読者の同じ悩みを扱っている
- 情報が複数ページに分散している
- 一つにまとめた方が手順を説明しやすい
統合する場合は、最も内容が充実し、今後も使いやすいURLを軸にします。残すページへ情報を移した後、旧ページから新ページへ適切に案内します。関連する内部リンクも修正し、読者が途中で迷わない状態にしてください。
削除が向いている記事
- 役割を終えた告知やキャンペーンである
- 正確な内容に更新できず、再利用も難しい
- 他ページとの重複が大きく、残す理由がない
- 外部リンクや問い合わせなどの価値が確認できない
削除前には、アクセス、問い合わせ、外部リンク、社内リンクを確認します。関連ページがあるなら、削除ページをそのまま表示せず、読者が次に確認すべきページへ案内する方法も検討します。
過去記事を整理した実例
株式会社みうらで行った整理案件を、固有情報を省いて紹介します。ある地域サービス会社では、数年分のコラムが蓄積し、似たテーマの記事が複数公開されていました。担当者は「古い記事を全部消した方がよいのか」と考えていましたが、確認すると、古い記事の一部には現在も検索流入があり、サービスページへ進む読者もいました。
そこで、まず終了した告知記事と、事実確認ができない古い案内を整理しました。次に、同じ悩みを扱う複数のコラムを一つに統合し、残したページには最新の対応内容と問い合わせ先を追加しました。流入のある記事は、見出し、画像、事例、内部リンクを見直してリライトしました。
作業後は、削除・統合・リライトしたURLを一覧にして、対応理由と確認日を記録しました。これにより、担当者が次回の更新時に判断しやすくなり、新しい記事を企画する際も既存記事との重複を確認しやすくなりました。整理の目的はページ数を減らすことではなく、読者が必要な情報へ迷わずたどり着ける状態をつくることです。
迷ったときの実務チェック手順
- 記事ごとにURL、公開日、テーマ、流入、問い合わせ、リンクを一覧化する
- 「残す・更新する・まとめる・削除する」の仮分類を行う
- 重複する記事は、読者の目的と内容の深さを比較する
- 対応後に内部リンク、メニュー、検索結果からの導線を確認する
- 変更日と判断理由を記録し、半年から1年ごとに見直す
SEOの基本的な考え方やサイト改善の進め方は、株式会社みうらのSEO対策ページでも紹介しています。記事整理とあわせて、サイト全体の導線も確認すると、更新の効果を活かしやすくなります。
古い記事の整理に迷ったら株式会社みうらへ
古い記事は、削除すればよいとは限りません。流入、重複、リンク、情報の鮮度を確認し、読者にとって価値が残るかどうかで判断することが大切です。岡山で自社サイトの記事整理やリライトの進め方にお悩みの方は、株式会社みうらへご相談ください。現在のサイト状況を確認し、無理に記事数を増やさない現実的な改善方法を一緒に整理します。
