WordPressを削除するときデータベースも消してよい?安全な確認と手順

WordPressを削除するときデータベースも消してよい?安全な確認と手順

結論からいうと、WordPressを完全に閉鎖し、今後そのサイトのデータを使わないことが確実なら、関連するデータベースを削除しても問題ありません。ただし、データベースには投稿、固定ページ、設定、ユーザー情報などが保存されています。削除すると元に戻せない場合があるため、先にバックアップを取り、対象を特定してから作業してください。

別のサイトが同じデータベースを使っている場合や、サイトを作り直す予定がある場合は、データベース全体を削除しないほうが安全です。サーバー会社や制作会社に依頼している場合も、独断で消さずに確認しましょう。

WordPressのデータはどこに保存されている?

WordPressの構成は、大きく「サーバー上のファイル」と「データベース」に分かれます。ファイルにはWordPress本体、テーマ、プラグイン、画像などが含まれます。一方、データベースには記事本文、カテゴリー、コメント、サイト設定、ユーザー情報などが保存されています。

そのため、サーバー上のフォルダだけを削除しても、データベースやバックアップが残ることがあります。反対に、データベースだけを削除すると、画面や画像のファイルが残っていてもサイトは正常に表示できなくなります。

先に確認したい3つのポイント

1. 本当に閉鎖するサイトか

ドメイン変更、リニューアル、テスト環境の整理などが目的なら、データベースを残しておくことで復旧や移行がしやすくなります。特に、過去の記事や問い合わせ履歴を後から確認する可能性がある事業者は、すぐに削除せず保管方法を決めてください。

2. 専用のデータベースか

複数のWordPressやシステムが同じデータベースを利用していると、データベース全体の削除で他のサイトまで影響を受けるおそれがあります。WordPressの設定ファイル「wp-config.php」に記載されたデータベース名を確認し、サーバー管理画面のデータベース一覧と照合しましょう。

3. バックアップを復元できるか

バックアップは、作成しただけでなく復元できる状態かが重要です。少なくとも、データベースのエクスポート、サイトファイル、画像、メールやDNS設定など、必要なものを分けて保存します。保存先は同じサーバーだけにせず、パソコンや外部ストレージなどにも保管すると安心です。

Xserverで確認する画面例

Xserverを利用している場合は、サーバーパネルの「MySQL設定」からデータベース一覧を確認できます。ここで、データベース名や利用中のユーザーを確認し、削除対象を特定します。表示名だけではWordPressとの関係が分からないことがあるため、対象サイトの「wp-config.php」にある「DB_NAME」と照合してください。

また、サーバーパネルの「phpMyAdmin」からデータベース内のテーブルを確認できる場合があります。WordPressでは、初期設定の接頭辞として「wp_」が使われることがありますが、セキュリティ対策などで別の接頭辞に変更されていることもあります。テーブル名だけで判断せず、サイトURLや設定内容を確認してください。Xserverの画面構成や項目名は更新により変わる場合があるため、実際の管理画面に表示される案内も確認しましょう。

安全にWordPressを削除する手順

  • 削除対象のドメイン、サイト、データベース名を一覧にする
  • WordPressのファイルとデータベースをバックアップする
  • 必要に応じて、メール、画像、アクセス解析、SSL、DNS設定を確認する
  • サーバー上のWordPressファイルを削除する
  • 専用であることを確認したデータベースとデータベースユーザーを削除する
  • ブラウザでドメインにアクセスし、意図した状態になっているか確認する

レンタルサーバーの簡単インストール機能を使っている場合は、管理画面にアンインストール機能が用意されていることがあります。ただし、機能によって削除される範囲は異なります。ファイル、データベース、データベースユーザーがすべて削除されるとは限らないため、完了後に一覧を確認してください。

データベース以外に残りやすい関連データ

WordPressを削除しても、次のデータが残ることがあります。サーバーのバックアップ機能、古いテーマやプラグイン、アップロード画像、キャッシュ、ログ、Cron設定、サブドメイン用のファイルなどです。また、ドメインを継続利用する場合は、削除後に表示する案内ページやリダイレクト設定も検討してください。

特に「wp-content/uploads」には画像やPDFが残っていることがあります。会社案内、求人資料、顧客向け資料などが含まれる場合は、削除前に必要性と公開状態を確認しましょう。個人情報や機密資料がある場合は、不要になった時点で適切に処理することが大切です。

削除せずに保管したほうがよいケース

  • サイトをリニューアルして同じ記事を再利用する
  • ドメインやサーバーを変更する予定がある
  • 過去の問い合わせや投稿を確認する可能性がある
  • 削除対象のデータベースを特定できていない
  • 社内や取引先に確認が取れていない

迷った場合は、データベースを削除せず、アクセス制限をかけたうえで保管する方法もあります。保存期間や管理担当者を決めておくと、後から「何を残したのか分からない」という問題を防げます。

岡山の事業者が自社で判断しにくいときは

WordPressの削除は、クリック数回で完了するように見えても、別サイトやメール、画像データに影響することがあります。安全な運用やリニューアルについては、WordPressの制作・運用についてのご案内も参考にしてください。

株式会社みうらでは、岡山市を中心に、中小企業のホームページ制作やWordPressの整理、移行、保守についてご相談を承っています。削除してよいデータベースが分からない、バックアップやリニューアルの進め方に不安がある、といった段階でも構いません。現在のサーバー環境と目的を確認し、必要なデータを残しながら安全な方法をご提案します。

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