株式会社みうらの三浦和賢です。
ホリエモンさん、三木谷さん、前澤さん、森永さんなどの有名人になりすました投資詐欺がフェイスブックやインスタグラムで暗躍しています。
ホリエモンさんはメタ社が詐欺の片棒を担いでいるとご立腹です。
詐欺の流れ
- 有名人の顔写真を勝手に使い本人になりすました投稿をする。
- 広告審査を通過させ投稿を拡散。
- 日経新聞などを装った記事を作り、有名人が新たにファンドを立ち上げたという内容と、申し込み先へのリンクが貼られている。
- 有名人だから安心、日経新聞が書いているから信用度がある、いますぐ申し込まないと!という心理状態にさせる。
- 投資金額が1口1万円や2万円なのでつい申し込んでしまう。
こんな流れになっています。
Meta社の審査
2の広告審査の段階では画像に占める文字の比率など詐欺を想定した審査ではなくヌードやヘイトなどの基準になっており広告主の身元確認は行われていない。
https://www.facebook.com/business/help/757209948405699?id=434838534925385
Google広告は広告主の身元確認を行なっており身分証明書や会社が存在する証明を送信する仕組みになっています。
Meta社の対応
AIを使って詐欺を見つけているそうですがほとんど機能していないと思います。
AIの仕組みはこうです。
詐欺に気がついた人がMeta社に報告するようになっています。
性的な物や暴力的な物に対しては多くの人が報告するので機能すると思いますが、詐欺の場合はそもそも気がついていない人が多いためAI任せにしていては詐欺は見抜けないと思います。
この詐欺が巧妙なところ
- 被害額が少額なので騒ぎになりにくい
- ブラウザで詐欺サイトへアクセスすれば履歴が残るがフェイスブックやインスタのフレーム内で閲覧するため履歴が残らない。
- 該当する投稿を保存していても、犯人が投稿を削除してしまえば消えてしまう。
- 消えてしまうことで相手を特定出来ないため被害届を出しづらい。
- ネタはいくらでもあるので有名人の写真と名前を変えるだけで短期間に荒稼ぎでき次から次へ横展開できる。
Meta社への希望
広告主の身元確認、詐欺の報告が一件でもあれば人間がチェックする。
この二つがあれば防げるのではないでしょうか。