3C分析を釣りにたとえてみる

岡山のウェブコンサルタント株式会社みうらの三浦和賢です。

ビジネス戦略を立てるために、必要なものは自分の強み、買ってくれるお客さんはどんな人でどれくらいいるのか?、競合はどれだけいるのか?という3つの項目が非常に大事です。

一般的に3C分析(カンパニー(自社)、カスタマー(お客)、コンペティター(競合))というものがあますが、それぞれを個々に分析してしまうケースがあり、その結果としていい商品が作れたが買ってくれるお客がまったくいなかった・・などということになってしまいます。

代表的な失敗例

自分の作りたい物を強みとして考える。それを買ってくれそうな客層をカスタマー分析としてしまう。当然競合はいないので有利な市場と捉える。

自分本位で考えるとこうなってしまいます。

3C分析で最も重要なことはそれぞれが連結していることが大切です。

自社=お客=競合を結びつけて考えないとまったく意味をなしません。

3C分析を釣りに例えるととてもわかりやすいです。

釣りで重要な要素は3つです。

どんな魚種・漁場(お客)、どんな仕掛け(自社商品)、他の釣り人はどれくらいいるのか。

鮎(客)を釣りたいと思って瀬戸内海に船を出す(商品)人はいません。

マグロが好む餌を開発した(商品)ので高梁川周辺で売り出す、という人もいません。

こんな例を出すとそんな馬鹿な奴はおらんだろ!とよく言われますがビジネスの世界ではまったく同じようなことをする人が本当に多くいます。

一旦考えた3C分析を釣りにたとえ、それぞれを結びつけて整合性を取ってみると正しい分析かどうかがよくわかるのではないでしょうか。

ネットでの市場分析はとっても簡単

一般的な市場調査はアンケート調査であったり、実際にその場に立ってどんな人が自分の出店地域にいるのかを把握したり、調査会社に頼んで競合を調べてもらいます。

どの内容も費用と時間がとてもかかりますが、ネットの市場調査はとても簡単に安く行えます。

リスティング広告で市場調査

Google広告を使うと簡単に市場調査を行うことができます。

※Yahoo!プロモーション広告では競合を調べることができません。

調査できる項目

  • 自社製品を買ってくれそうな客が1日どれくらいいるのか。
  • どこの市町村に多いのか。
  • 競合などんな会社なのか。
  • 性別、年齢、世帯収入

なんと世帯収入まで調べることが可能です。

株式会社みうらのリスティング広告代行での市場調査の結果です。

弊社ではリスティング広告代行というサービスを行なっており(商品)それに対して、利用しようとしてくれそうな客がどれだけいて、競合はどこなのかの図を示します。

お客さんの数

1ヶ月間に2112人がサービスを求めて検索しており、その内48人がページを訪れています。

競合の状況

左側に出ているURLで競合がどこなのか、どれくらいのシェアを取っているのかがわかります。競合が自分より強いサービスを提供していた場合は勝てません。

年齢、性別、世帯収入

ここまで調べることがどこにどんな客がいて、どんな競合がいて、自分はどんな商品を提供すれば良いのかわかるのではないでしょうか。

と、ここまで書けば簡単にビジネスが成功できそうですが、実際にいいお客がいてもそれに見合った商品が作れなかったり、競合がいない市場を絞り込んだ場合、お客の数が少なかったりとなかなか上手く行きません。

商品・客層・市場(競合)を少しずつ変えながら市場分析し自分が勝てる市場を見つけましょう。

 

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