平成28年度小規模事業者持続化補助金

28年の小規模事業者持続化補助金のセミナーに行ってきました。

小規模事業者持続化補助金セミナーイメージ

正確には28年ではなく平成27年度補正予算ですが検索する人は28年で検索すると思いますのでタイトルを平成28年にしております。

今回で3年目となる持続化補助金ですが公募要領は例年通りとなっております。

受付期間:平成28年2月26日~平成28年5月13日

対象は株式会社、有限会社、個人事業主など会社組織で、非対象は一般社団法人や一般財団法人などの非営利組織です。

小規模の定義は卸売業・小売業・サービス業は従業員数5人以下(役員含まず)、宿泊業・娯楽業・建設業・製造業などは20人以下(役員含まず)となっております。

補助金の趣旨は小規模事業者の倒産を防ぐことが目的となっており背景にはこの3年間で32万社が減少しているということがありせめて持続化してください!という背景があります。

全企業のうち中小企業が97%を占めておりそのうちの86%が小規模事業者という比率になっており日本の企業のほとんどが小規模事業者でありそれらを救済することが目的です。

補助金の狙いとしては小規模事業者が従来の事業にプラスして新たな販路開拓を目的としており実現性のある販路開拓プランに対して採択されます。

気になる合格率(採択率)は30%前後になる模様です。(申請者数などが急激に変化した場合は除く)

補助金の概要

対象:小規模事業者

内容:販路開拓費用の3分の2を補助。上限50万円 例)開拓費用75万円支出した場合、50万円の補助 雇用を促進・買い物弱者対策・海外展開の場合は上限100万円

応募方法:まずは最寄りの商工会議所(商工会含む)に相談に行っていただき販路開拓プランを立案し、経営計画書や補助事業計画書を作成し各自が直接日本商工会議所 補助金事務局へ郵送

納期:平成28年5月13日

実施機関:交付決定日~平成28年11月30日

補助項目:チラシやホームページなどの広告宣伝費、展示会などへの出店経費、店舗改装、商品パッケージ改良、新良品を陳列するための棚の購入、新商品の開発、それに伴う成分分析の依頼、必要な図書費などなど。

堅苦しい話しを抜きにして簡略的にまとめると、5人以下の会社でしっかりした販路開拓プランを持っている会社に経費50万円を補助しますよ!ということがこの補助金となります。

採択のコツ

採択は3人の中小企業診断士がそれぞれの事業に対して点数を付けた平均点によって決まります。

申請項目の中に加点項目がありますのでそれらを確実に取ることが重要です。地方の商工会議所が申請をサポートし、商工会議所本部の中小企業診断士が採点しています。今回が3年目になりますので地方の中小企業診断士もどういう書き方をすれば通り易いかについて手慣れてきており申請書がレベルアップしています。初年度はひどい内容の申請が出ていたようで要点を捉えた申請書を作るだけで採択されていましたが、今年度はハードルが高そうなのでかなりしっかりしたプランを立てないと採択されるのは難しいと思われます。

経営計画書

  • 申請書は何ページになってもよいのでしっかり説明すること、読む人が飽きないように写真やグラフなどを使い分かり易い資料にすること。
    グラフや図を使って視覚的に分かり易くするイメージ
  • 市場動向などについては数値が必要になるため、経産省が公表している経済白書などの数値を引用し説得力を持たせる。
  • 自社の弱み(現状課題にしている内容)と他社に比べ自社の強みを明確に記入。

補助事業計画書

  • 事業名は30文字までとなっているので全部使い切り、インパクトのあるタイトルにする。
    見本はこちら
    http://h26.jizokukahojokin.info/files/7814/4194/7328/0301chugoku.pdf
  • 行う事業が経営計画書で書いた自社の強みや課題に連動している必要があります。こういう問題点がありそれを改善するためにこういうプランに取り組む。こういう自社の強みをさらに活かすためこういうプランに取り組むなど。
  • 差別化されていて他にあまり例がない事業であること。
    差別化された事業のイメージ
  • 費用の使い方に整合性が必要になります。行おうとしている事業に対してその費用を掛けて本当に効果があがるのかどうかの整合性を見られます。「こんな物に経費を掛けても売上はあがらないでしょ」などととられると減点になるでしょう。
  • 補助事業の効果についても実現性を問われます。1日10人のところ補助事業を行うことで12人に増え、売上額がこれくらい増えますという内容を記入しますが、全体に売上に対して小さすぎたり、誇張しすぎた場合は懐疑的にとらえられてしまいます。

経費明細表

  • 絶対にやってはいけないのが1行のみの記載です。【経費項目:ホームページ作成。金額75万円】など1行のみの経費明細表は横着な印象を与えるため、出来るだけ費目を複数にし端数まで入った見積もりを添付してください。
    詳細な明細と見積もり

今回岡山商工会議所さんでは「おかやまバーガー」という架空の会社を仕立て例として公開されていますのでそれらを参考にすると非常に分かり易くなっています。

私見ですがこの申請書はホームページ制作にとても似ています。読み手に興味をもってもらうタイトル、飽きさせない視覚表現、説得力のあるコンテンツなどホームページの作り方がそのまま使えるような申請書となっている気がします。あれこれコツについて書きましたが参考になれば幸せです。

まとめ

補助金で未来の扉を開くこの補助金についてまったく知らない人が本当に沢山います。我々広告業界はチラシやHP制作など直接仕事と関係するため顧客に補助金の案内をするよう努めていますが認知度は低いようです。店舗改装などにも費用を使うことが出来るので建築業の方などもっと興味を持っていただき顧客へ案内されてもいいような気がします。

未来に繋がる良いプランがあるけど、費用がなくて諦めてしまっている経営者さんもおられると思います。この補助金を知り「ちょっとやってみようか!」となることを強く期待しています。

 

 

 

 

 

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