Webコンサルタントという形で依頼者様と接するとホームページなどの内容とは別に業務その物に関与する機会が沢山あります。
売っている商品や提供しているサービスの見直し、販売価格などの見直しを提案する経営コンサルのような内容に日々触れています。
その中で販売価格の決め方について私なりの考え方を記載いたします。
よくある価格決定方法
「どうやって販売価格を決めたんですか?」と依頼主さんに尋ねると、原価が高いからこの値段にしている。業界の相場より少し安くしている。うちの方が技術や品質が高いから一番高く設定している。などなどの答えが返ってきます。
ここが大間違い
価格を決める要因は原価や品質、業界相場などではなく、集客力によって決まります。
つまり価格を決める権利は100%お客さんがもっており自分で好きな価格を付けることが出来るのは集客力にすぐれた強者のみに与えられます。
集客力の無い弱者が原価や品質をもとに勝手な価格をつけても受け入れてもらえません。
あなたは弱者なので勝手な価格を付けないで!と叱ってくれるお客さんがいれば気づきますがそんな人はいないので、いい物を親切に提供しているのになんでわかってもらえないんだろう??・・となります。
市場に参入するということは?
この満員のバスを見てあなたならどうやって乗ろうと考えますか?
業歴が古く既存客を沢山もっているライバルは既にバスの中に座っています。
新たな市場に参入するということはこの写真のような状況でバスに乗ろうとすることだと思います。
思い切った戦略を立てないとバスには乗れないということにお気づきでしょうか。
安売りこそ最強
安売りしちゃダメだということは子供でも理解出来ます。
ですがあえて株式会社みうらは安売りを提案いたします。
安売りしてはダメなケース
- 永遠に安いまま売る。
- 長年営業しているがライバルの出現により売上が減少し対策として安く売る。
新規参入の弱者は価格を思いっきり下げて市場に参入すべきです。
業界の相場の半額程度にするとそこそこ反響があります。
相場の10分の1にすると大きな反響が出ます。
弱者はまず一定期間思い切った安売りをし、徐々に顧客を増やして行きながら価格を上げていくという戦略をご検討くださいさい。
品質を落とす
最上級の物を求めている人は滅多にいません。また、プロでなければ見分けが付かないような商品は一般ユーザーには理解してもらえません。
売るかぎりには最上級の物を売りたいと考えるのは売り手の自己満足で、消費者はそこまで高い品質を求めてはいないのです。
中国産の原料を使う、国産でも低品質の物を使い価格を下げる、配送せずお客さんに取りに来てもらうなどなど提供しようとしているサービスの品質を落とせば原価も下がり販売価格も下がる。(安売り出来る)
まとめ
株式会社みうらのホームページ制作事業の開始は2004年ですが、実際に本格参入したのは2013年です。2004年に始めた同業たちは数億円以上を稼ぎ自社ビルを建設したり、東京へ支社を出すなど業務が好調です。その中に割って入るには思い切った戦略を取る必要がありホームページ制作価格29800円というプランを作り顧客を増やし続けています。同時期に事業開始した同業より安くするのは・・という変なプライドのような物で躊躇したこともありました。いまでは幸いにも多くの人から指示され当初顧客平均単価が3万円であったのに対し現在では8万円程度に上がっております。これは安いだけでなくもう少し良い物を作って欲しいという方たちが増えたことで自然に客単価があがりました。
安売りしましょう!などと提案する頭のおかしいコンサルタントが株式会社みうらです。